新NISAで1800万円を積み立てると、最終的にいくらになる?

新NISAには生涯を通じて使える「生涯投資枠1800万円」があります。つみたて投資枠(年120万円)を毎月10万円フル活用すれば、ちょうど15年で元本1800万円を積み立て完了できます。この記事では、1800万円をS&P500(eMAXIS Slim 米国株式)に積立投資し続けた場合の15年後の資産規模を、Money Portalのモンテカルロシミュレーターで検証します。

この記事でわかること:

  • 新NISA生涯枠1800万円をS&P500に積立投資した場合の15年後の想定資産
  • 悲観・中央値・楽観の3シナリオごとの数値
  • 元本1800万円に対してどれだけ増える可能性があるか

前提条件

項目 設定値
銘柄 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
実効年利(CAGR) 11.22%
ボラティリティ 18.27%
毎月積立額 月10万円(年120万円)
積立期間 15年
元本合計 1,800万円
為替調整 あり(USD/JPY 円ベース換算)

実効年利11.22%はeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の過去実績データをもとに算出した円ベースのCAGRです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。


シミュレーション結果

新NISA 1800万円 S&P500積立シミュレーション結果

3シナリオ別の最終資産額

経過年数 元本 悲観(P10) 中央値(P50) 楽観(P90)
5年 600万円 564万円 773万円 1,069万円
10年 1,200万円 1,244万円 1,979万円 3,316万円
15年 1,800万円 2,114万円 3,895万円 7,274万円

「P10(悲観)」は1000通りのシミュレーションのうち下位10%のシナリオ、「P50(中央値)」は中央値、「P90(楽観)」は上位10%のシナリオです。


結果の読み方と注目すべきポイント

中央値では元本の2倍以上

15年後の中央値(P50)は約3,895万円。元本1800万円に対して約2,095万円の運用益が乗る計算です。つみたて投資枠の非課税恩恵を受けながら、元本が2倍以上になるというのが「ふつうのシナリオ」です。

悲観シナリオでも元本は守られる

下位10%の悲観シナリオ(P10)でも15年後は2,114万円。元本1800万円を割り込まず、リーマンショック級の暴落が重なっても長期積立では元本を保てる確率が高いことを示しています。ただし、途中(特に5年時点)では元本割れシナリオも存在します。

楽観シナリオでは7,274万円

上位10%の楽観シナリオでは15年後に7,274万円。元本の4倍超になります。2010年代のような相場環境が続いた場合に近いイメージです。

積立完了後の運用益が大きい

5年時点(元本600万円)はまだ複利が効きにくい段階ですが、10年(元本1200万円)・15年(元本1800万円)と経つほどP50とP90の差が開きます。積立の後半ほど複利の効果が加速するのが特徴です。


新NISAで1800万円を積み立てる際の注意点

つみたて投資枠は月10万円が上限

新NISAのつみたて投資枠の年間上限は120万円(月10万円)。成長投資枠(年240万円)と合わせると年360万円まで投資できますが、eMAXIS Slim S&P500のようなインデックスファンドはつみたて投資枠でも購入できます。

非課税保有限度額は売却すると再利用できる

一度売却した枠は翌年以降に再利用できます(翌年に復活)。ただし、1800万円という生涯枠は一度使い切るとその分は戻りません。長期保有を前提にした計画が重要です。

為替リスクを考慮する

S&P500はドル建ての資産です。シミュレーションには円/ドルの為替変動が含まれていますが、大きく円高が進む局面では円ベースのリターンが目減りするリスクがあります。


まとめ

  • 新NISAの生涯投資枠1800万円をS&P500に月10万円×15年で積立投資すると、中央値シナリオで約3,895万円に成長する
  • 悲観シナリオ(P10)でも2,114万円と元本を上回る結果
  • 楽観シナリオ(P90)では7,274万円超も視野に
  • 積立期間が長くなるほど複利効果が加速し、後半の10〜15年で資産が大きく動く
  • 非課税での運用益が積み重なるため、長期保有を前提に計画を立てることが重要

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