新NISAでオルカンに積立投資すると20年後はいくら?

新NISAで人気の投資先「オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式・オール・カントリー)」に月3万円を20年間積み立てると、最終的にどれくらいの資産になるのか。Money Portalのモンテカルロシミュレーターで3シナリオを検証し、S&P500との比較もまとめました。新NISAでオルカンとS&P500のどちらを選ぶか迷っている方へ、実際の数字でお伝えします。

この記事でわかること:

  • 新NISAでオルカンに月3万円×20年積立した場合の3シナリオ別資産額
  • S&P500との実効年利・ボラティリティ・最終資産の違い
  • どちらを選ぶべきかの判断基準

前提条件(オルカン)

項目 設定値
銘柄 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
実効年利(CAGR) 11.12%
ボラティリティ 18.77%
毎月積立額 月3万円
積立期間 20年
元本合計 720万円
為替調整 あり(USD/JPY 円ベース換算)

シミュレーション結果(オルカン)

新NISAオルカン積立シミュレーション結果

オルカン 3シナリオ別の資産推移

経過年数 元本 悲観(P10) 中央値(P50) 楽観(P90)
5年 180万円 165万円 227万円 329万円
10年 360万円 357万円 599万円 1,012万円
15年 540万円 623万円 1,148万円 2,324万円
20年 720万円 1,032万円 2,063万円 4,717万円

S&P500との比較

同じ条件(月3万円×20年)でS&P500(eMAXIS Slim 米国株式)と並べて比較します。

基本スペックの比較

項目 オルカン S&P500
実効年利(CAGR) 11.12% 11.22%
ボラティリティ 18.77% 18.27%

20年後の最終資産比較(月3万円積立)

シナリオ オルカン S&P500
悲観(P10) 1,032万円 1,095万円 -63万円
中央値(P50) 2,063万円 2,150万円 -87万円
楽観(P90) 4,717万円 4,527万円 +190万円

どちらを選ぶべきか

中央値ではS&P500がわずかに上回る

20年の中央値ではS&P500が約2,150万円、オルカンが約2,063万円で差は約87万円。実効年利の差(11.22% vs 11.12%)が20年後に87万円の差として現れています。

楽観シナリオではオルカンが逆転

P90(楽観)ではオルカンが4,717万円、S&P500が4,527万円とオルカンが上回ります。ボラティリティはオルカンがわずかに高い(18.77% vs 18.27%)ため、相場が良い局面では上振れも大きくなる特性があります。

分散という安心感を重視するならオルカン

S&P500は米国株のみ約500社、オルカンは世界50カ国以上・約3,000銘柄に分散されています。「米国一極集中リスクを避けたい」「長期的に世界全体の成長に乗りたい」という方にはオルカンが合います。リターンよりも分散による安定感を優先するかどうかが選択のポイントです。

数値差はわずか、継続できる方を選ぶ

シミュレーション上の差は存在しますが、中央値で87万円(月364円の差)はどちらかが絶対優位とは言い切れない水準です。どちらを選んでも積立を20年続けることの方がリターンへの影響は大きく、「自分が信じて継続できる方を選ぶ」という判断が現実的です。


まとめ

  • 新NISAでオルカンに月3万円×20年積立した場合の中央値は約2,063万円(元本720万円の2.9倍)
  • S&P500との差は中央値で約87万円。楽観シナリオではオルカンが逆転
  • 米国集中リスクを避けたいならオルカン、過去の高リターンを重視するならS&P500
  • どちらを選んでも長期継続が最大の差分要因

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